Publication


Proceedings of Meiji Yasuda Mental Health Foundation (2018), 54, 83-92 (2019).
The study of mother's cognition of father's parenting time following divorce

Author

Jikihara, Y.

Category

Report

Abstract

本研究の目的は、離婚して子どもと同居する母親が、子どもと父親の面会交流をどのように受け止めているのかを明らかにすることであった。研究1では、継続的に面会交流を実施している母親へのインタビュー調査を行い、母親は、面会交流開始当初は後ろ向きであっても子どもの様子を常に確認しながら応答し、父親の関わりに対する不安や懸念と期待の間を行きつ戻りつしていることが明らかとなった。研究2では、離婚した成人の心理的適応を測定するFisher Divorce Adjustment Scaleの日本語版を作成し、研究3では、離婚した母親が面会交流をどのように受け止めているのかを量的に測定する独自尺度を開発し、一定の信頼性・妥当性のある尺度であることを確認した。研究4では、作成した尺度を用いて、まず面会交流の受け止めの規定要因を探索的に検討した上で面会交流の実施の有無を従属変数としたロジステック回帰分析を行った結果、「子や自身への安全懸念」、「経済的支援の期待」の影響が大きいことが示された。最後に、本研究の限界を考察した。